NPO法人ひなたぼっこ

北杜市 居場所仲間・友人趣味相談全般

小宮山)
外で傷ついた経験がある人にとっては、まずはしっかり休む時間が大事だと思っています。家にいる時間も決して悪いことではなくて、回復していくために必要な時間なんじゃないかなと感じています。
無理に動こうとしなくてもよくて、エネルギーが溜まってきて「ちょっと外に出てみようかな」と思えたタイミングで、ふらっと遊びに来てもらえたら嬉しいです。

金田)
生きづらさを感じていたり、今の社会に窮屈さを感じている方には、ぜひ一度立ち寄ってもらいたいです。ここに来ることで、「その枠を取っ払ってもいいんだ」と少しでも感じてもらえたらいいなと思います。

お話を聞かせてくれたのは…

小宮山茜さん・金田知也さん 小宮山茜さん
(NPO法人ひなたぼっこ理事長)
学習塾勤務などを経て、先生と生徒のような立場ではなく子どもと関われる場所を探して2023年4月よりひなたぼっこに関わり、2025年4月に理事長に就任。普段の活動では、ありのままの自分で、子どもたちと一緒になって遊んで、楽しんでいる。

金田知也さん
(NPO法人ひなたぼっこ理事)
仕事を転々とするなかで、子どもが好きだ!と気づき2024年1月末からひなたぼっこスタッフに。2025年4月に理事に就任。人が好き、人を楽しませる事が大好き。

主な活動内容は何ですか?

小宮山)ひなたぼっこは主に小学生~高校生向けの子どもの居場所なのですが、以前は「大人の居場所」も開催していました。現在は、月曜日は「中高生の居場所」、火曜日は「みんなの居場所」、水曜日は「子どもの居場所」という形で、特に月・火曜日は年齢制限(上限)は設けていません。今登録している利用者さんの最高齢は21歳ですが、以前は41歳の方も来ていました。活動時間内は、いつ来てもいつ帰ってもいいし、自由に過ごしてもらっています。
利用者でなくても、ボランティアとして関わることもできます。

金田)現在のひなたぼっこは、特に関わっている大人についていうと、どちらかというと社会につながる一歩を踏み出した人向けですね。ボランティア含めて年代も広くいろんな人が来るし、人と関わる練習の場にしてもらってもいいかもしれません。元ひきこもりらしき人も結構来ています。ボランティアは何をしなくちゃいけないということはなくて、ただいるだけでもいいし、自分の趣味のものを披露したり子どもに教えてもいいし、過ごし方は自由です。

活動を始めたきっかけは?

小宮山)「ひなたぼっこ」は、前代表の西岡美紀恵さんが高校教員定年後に北杜市へ移住したことをきっかけに始まりました。教員時代から学校に居づらい子どものための居場所づくりを行っていた経験があり、地域でも同様の場をつくりたいという思いがありました。さらに、山梨県が不登校率で全国ワースト1位になったという出来事を受け、「学校に行けない子どもたちの居場所をつくる必要がある」と考え、2009年に古民家で活動をスタートしました。

私自身も先生と生徒みたいな立場じゃなく子どもと関われる場所を探して、はじめて見に来たのがひなたぼっこで、いろんな大人が来ることに慣れている子どもたちが初日から自然に受け入れてくれて、人見知りの私でも楽しく遊べました。他のフリースクールも見たけれど、ひなたぼっこが好きで週1ボランティアから関わっているうちに、前代表が引退するということで、理事長を引き継ぐことになりました。

金田)茜さんが引き継ぐことになったのは、「なるべくどんな子でも来られるように」という考え方と包容力が前代表に一番に似ていて、一番近い形で引き継げるとみんなが思ったからです。

僕も大学卒業後にいろんな職を経験した後に、「自分の人生って何だったら長続きするだろうか、やりがいあるだろうか」を考えて「子どもに関わることをしたい!」という思いに気づきました。その頃ひなたぼっこに出会って、その圧倒的な自由さに「規律なんかなくても、自分たちでうまくやるっていうのが人間、人との関わりだからこれでいいんだ」というのを感じて、ボランティアから関わりはじめました。

団体の目標や目的は?

小宮山)明確な「目的」や「ゴール」をあえて設定していないことが特徴で、根底にあるのは「なるべく多くの人が来られる居場所であること」です。楽しく過ごせば自然と元気になっていくので、「来たい人が来られること」を大切にしていて、初めてで緊張してる人が楽しく過ごせて、また続けてきてくれたらいいなと思っています。子どもと関わる中での狙いは関わる大人ごとに違っていて、大人によって言うことが違う。ここはそれがいい感じに作用していると思います。

金田)ここにはじめてくる子は自主性マイナスの子が多くて、その子の主体性をまずゼロに持っていけるようにみんなでこう包んであげる感じの場になっています。僕はそれをさらにプラスに育てたいという狙いをもって関わっています。

大事にしていることは?

小宮山)子どもたちが自分たちで考えて過ごせることを大切にしていて、基本は「口出ししすぎない」ようにしています。喧嘩があっても、なんとか自分たちでやってくれると信じて見守っています。気になったら様子は見に行くけど、口を出したりしすぎない。もともと関わりすぎてしまうタイプだからこそ、「やりすぎないようにしよう」と意識して関わっています。

金田)僕も同じで、心配しすぎないように気をつけています。全部やってあげることが、その子にとっていいとは限らないと思っていて、「一人の人間として接する」ことを大事にしています。
心配しすぎると、支援する側・される側みたいな関係になってしまうので、そのバランスはすごく意識しています。最初は安心できるように関わるけど、慣れてきたら自分も「それはやりたくない」とちゃんと断るようにしています。
大人も自由であることを忘れないこと。そうしないと、子どもが大人に頼る関係になってしまうし、本来持っている力を奪ってしまうと思うので、そこは大事にしています。

団体名・活動名 NPO法人ひなたぼっこ
代表者・担当者 小宮山茜
所在地 山梨県北杜市長坂町中丸1994-22
主な対応地域 山梨県内
ホームページ https://hinatabokko78.jimdofree.com/
お問い合わせ 090-4024-2955
E-mail: hinatabokko.hokuto.09@gmail.com
清春芸術村のすぐそばにある建物がひなたぼっこの居場所の会場です
とても居心地のいい空間です
思い思い自由に過ごせます
近くの原っぱなどの屋外や、体育館などで思いっきり体を動かすこともできます