野武弘子さん・石川正代さん
野武弘子さん
子どもの不登校をきっかけにひきこもりの家族会に参加するようになり、その後、生活している都留で家族会を行なうようになる。
石川正代さん
子どもの不登校をきっかけに地域の支援と長く関わってきた経験を活かし、野武さんと一緒に会を始める。
主な活動内容は何ですか?
野武)『ありがとう花束の会』は毎月第2月曜日の13時半から16時頃まで、いきいきプラザ都留で都留市の社会福祉協議会の協力をいただいて開催しています。その中で30分ほどコーヒーを淹れたお茶会もあります。
主に皆さんのフリートークですね。テーマを決めると初めて来た方が関わりづらいので。テーマがあると皆さん重いんですよね。自分の思いを伝えたいのに、そのテーマになっちゃうと、穏やかな気持でいろいろなことを話せて、共有じゃないけど「自分だけじゃないな…」って思ってもらうほうがいいかなっていう。
来てくれた方は話したいことがあって、本当にいろいろな個人的なことを話してくださるんで、他言無用ということで、とにかく吐き出してもらって気持ちが軽くなって帰ってくださる。それで「また来ようかな…」という気持ちになってくれれば一番いいです。
活動を始めたきっかけは?
野武)私がもともと桃の会の会員で、甲府まで講演会に行ったりとかしてたんですけど、ちょっと遠いんですよね、だから毎月行けなくて。そして3年ぐらい前に事故っちゃったんで気をつけなきゃみたいのもあったし、遠くて通いきれないというのもあって、それならこの郡内地域でしようかなと思いまして、桃の会を引き受けて「じゃ、やります」っていうことでね、それが(前身の桃の会都留支部の)始まりでしたね。
ちょうどその頃、おばあちゃんも送ったし自分ももう嫁が終わったなと思ってね、これからは何か自分ができることをしたいなと思ってそれがきっかけですね。いろんな方に助けてもらったりお世話になったので、なにか自分ができることはないかなと思って。長男の子育てとかすごい後悔があって申し訳なかったなっていうのがあって、 そういう気持ちもあるんですよ。自分の反省の意味も込めてなんかできたらなっていう思いがあったんです。
それで会を始めたんですけど、私が2022年12月に桃の会を退会してしまったので、今まで来てくださってる方も何名かいたんで石川さんと続けて新しく会を立ち上げてやろうねっていうことになって。じゃあ会の名前何にしようかっていう時に、石川さんのミズホさんが詩集を何年も書いていて、その中から『ありがとう花束の会』という名前をいただいたんです。
団体の目標や目的は?
野武)郡内地域ってお話しましたけど、やっぱり閉鎖的なので。やっぱり1人で悩んでる人とかも多いと思うんですよ。それでお母さんや本人が笑顔でいられてホッとできる場所があったらいいな。
石川)一人じゃないってのを伝えたい。私は一人でずっと悩んでたので、一人じゃないってことを、自分のお子さんは特別じゃないってことを本当に伝えたいですね。
大事にしていることは?
野武)人数が少ない時もありますけれど、続けていくことが大事だなと思いまして。 都留の広報を読んでくれて気にとめて来てくれた方がいるんで、毎月、広報に載せていただいてるんですね。どなたかの目に止まれば勇気を出して出てきてくれるんじゃないかなって思って。
みんなで温かいものを飲んで「美味しいねってホッとする」。お家にいたりするとそういう時ってないですよね。コーヒーが楽しみっていう方もいます。ホッとできる場所なので、私はあんまり意見を言わないようにしています。話したくて来てる方もいるし、聞いてほしいっていう方もいらっしゃるのでね、皆さんの気持ちを大事に自分が聞く。
石川)皆さん、本当に頑張って(会場に)来たので、初めてじゃない感を出してあげないとアウェイになっちゃう。毎回毎回、初めましてでいいと思うんですよ。
団体名・活動名 | ありがとう花束の会 |
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代表者・担当者 | 野武弘子 |
所在地 | 山梨県都留市下谷2516-1 いきいきプラザ都留 |
主な対応地域 | 郡内地域 |
ホームページ | |
お問い合わせ |
080-1282-2576 E-mail: hiroko.samsara@icloud.com(野武) |
本格コーヒーを味わいながら皆さんの話をじっくりとお聴きしています