対話を届け、声を伝えるプロジェクト~つむぎ~

山梨県 相談全般

悩んでる人がいたら、一緒に悩みましょう。

お話を聞かせてくれたのは…

芦沢茂喜さん 精神保健福祉相談員(ソーシャルワーカー)。後部座席を改造して対話室を設けたワゴン車で孤立した人のもとを訪れ、話を聞く取り組みを個人活動として無償で行なっている。

主な活動内容は何ですか?

対話の場で出てきた声を残し、伝え、みんなで共有したい。そして、その取り組みに繋がる人たちの安心できる居場所になりたい。そんな想いから、対話を届け、声を伝えるプロジェクトを始めることにしました。

活動を始めたきっかけは?

ひきこもりラジオというのがNHKであって、ひきこもりを特集した企画の一つとしてアナウンサーがリスナーさんの元に出向いていくっていうのがこういう感じでしていたんですよ。

相談は、来所してくださいって私たち平気で言っちゃうんですけど、できないですよね。じゃあ、お家に行きましょうかとよく言うんですけど、お家に来られるのも嫌なんですよね。 オンラインも限界ってあるような気がしていて。

できればリアルに対面の形が取れないかなと思った時にNHKの企画を思い出して。でも、あの車を買ってくださいなんて言えないし。であれば、自分で始め、形としてどういうものが出来上がるかも含めて記録にまとめてみようと。

団体の目標や目的は?

本的に彼らが1番困るのは、ひきこもることとか、仕事ができていないことではなくて、今一緒にいる家族の方とうまく話ができない、コミュニケーションを取れない、本当に一人ぼっちだったりすることじゃないかなと思います。

だから、その状況から本人が人と関係が結べていく、そういう機会の第1歩の場が設けられないかと。この取り組みをすることで生きづらいとか大変だということが、「話してもいいんだ。話そう」という風に。ご家族であったりとか、友達とかとお話をすることで解決することだってたくさんあるかもしれないですよね。

大事にしていることは?

本人が自分で悩みながらどうしていくのかの意味を自分で考えられるように、じゃあどうしようを一緒にやるだけです。なので大事な事は、僕がいずれはいなくなることなのかもしれません。

団体名・活動名 対話を届け、声を伝えるプロジェクト~つむぎ~
代表者・担当者 芦沢茂喜
所在地 山梨県内
主な対応地域 山梨県全域
ホームページ
お問い合わせ E-mail: labo.tumugi@gmail.com(芦沢)
カフェのような車内空間
お茶を淹れるために水を沸かしてくれています